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蒔絵秋草紋紗重箱

明治時代に
沢山の香箱が作られましたが
重香箱で被せが付いてる物は非常に稀です。
特別高級な物にしか被せは付きません。
この作品は香箱本体は研ぎ出し蒔絵で
荻や芒を丁寧に4面全部に描き、
被せには高時絵で梅の花等をデザイン的に
描いた美しい作品です。

(清水三年坂美術館館長・村田理如)

寸法
縦 8.4 × 横 12.3 × 高さ 7.3 cm


Image (3).png


外装には細やかな金粉を散らした黒漆地を用い、秋草文が繊細な蒔絵で描かれています。草花の穂先には点描による金表現が施され、光の角度によって柔らかな輝きを見せます。縁や台座部分には粒状感のある金地仕上げが用いられ、重厚でありながら上品な佇まいを演出しています。内部は落ち着きのある金褐色仕上げとなっており、器としての品格と実用性を兼ね備えた構造です。

造作部詳細

  • 造作部詳細
  • 造作部詳細

黒漆地に金粉を散らし、秋草文を蒔絵で精緻に表現。点金による穂先表現と流麗な曲線構成が、面に奥行きと品格を与えています。

紗の透きに秋草蒔絵映え、品格を備える一品なり。